かつめしは、加古川市とその周辺では多くの飲食店や家庭で親しまれていますが、市外ではほとんど目にすることのない不思議なメニューです。
ご飯の上に叩いて平たくしたビーフカツをのせ、デミグラスソース系のたれをかけたものを洋皿に盛り、お箸で食べる。
これがおおまかなかつめしの定義とされています。この洋皿にお箸というのが実に大きなポイントで、かつめしが戦後間もない頃に加古川駅前の食堂で考案された「お箸で気軽に食べることができる洋食」というルーツからきていると言われています。
①お皿に白いご飯を平に盛る
かつめしの始まりは洋食屋さんからでした。
ですので、どんぶりではなくお皿を使用します。
②ビーフカツをのせる
加古川は肉どころですので基本はビーフカツを使用しています。しかし、お店によってはトンカツ・チキンカツやエビフライなどを使用しているところもあります。
③ボイルキャベツを添える
基本はボイルキャベツですが、お店によって生野菜やポテトサラダが添えてあるところもあります。
④デミグラスソースをかける
かつめしの決め手はデミグラスソースです。
デミグラスソースと言ってもお店によってその味は様々
野菜の甘みのきいたもの、酸味と甘みの味わい、コクや深みといったものがあります。
だんだんかつめしが食べたくなってきませんか?
⑤お箸でいただく
洋食屋さんから始まったんだからナイフとフォークでしょ?
と思われるかもしれませんが、始まったのは戦後すぐです。
当時は、ナイフとフォークを使うよりもお箸の方がずっと身近でした。ですので、今でもかつめしにはお箸がついてきます。